今回のMIRROR展に向けての作品、規定がありまして。
だいたいある程度の規定はもちろんあるのですが、けっこう「縛り」と感じながらの制作だったんですよねぇ。
いうて"鏡がテーマ""向かい合わせ"の"生き物""一対(以上)""8㎝×8㎝×8㎝以内の立体"…だけだったのですが、
自分としてはこれが大変で。まずは鏡って何!?
私の場合、生き物=猫しか考えられないわけで、8㎝×8㎝×8㎝以内の立体の中での猫が自分にとって小さい小さい。
技術も無いから、そんな小さな中でリアルポーズ無理!多少のデフォルメは必然、四組のラフ。
紙で8㎝の立方体作って、具合を見ながらの成形。四組の大きさもなるべく揃えるように。
もっと上手い人ならほいほいと形作ってしまうのでしょうが…
時間がかかることかかること。しかもラフの段階では明確な"鏡とは"の答えも出ず、イメージも定まらぬときたもんだ。
時間も無いことだし、作っていくうちに作品が自ら育つだろう!…などと半分以上開き直り、冷や汗ものの制作の日々。
そんな楽し苦し制作の日々を乗り越えた先の四組のチビ猫たちが、参宮橋ピカレスクギャラリーにて展示されており、
しかもやはり面白いことに、私の手を離れた途端に作品の顔をしているのです。
(これはね…作品が私の心を映しているわけですね、鏡の様に。そうだったらいいな、ということですね…)
オンラインでもご高覧いただけます。
時代ですね〜…
畏れ多いですが…… よろしくお願い致します。
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わんちゃん (土曜日, 11 2月 2023 14:08)
あぁ~、実物を見たいです。
関西では展示会はないですか?
猫面屋霧中堂 (月曜日, 13 2月 2023 01:41)
>わんちゃん さん
コメントありがとうございます!
残念ながら今のところ関西では予定されておりません;;;
もし企画がありましたらお知らせしますね!